時々叫びたくなる衝動に駆られるんです。
芝居なんてものをやってるから尚更。
好きなように生きてるはずなんです。
僕は自由なはずなんです。
芝居なんてものをやってるから尚更。
それでも、世の中は理不尽の塊なんです。
どうにもならないことが多いんです。
その中でも足掻くんです。
芝居なんてものをやってるから尚更。
こういう世の中です。
それでも衝動に駆られるんです。
芝居なんてものをやってるから尚更。
精一杯なんです。
がむしゃらなんです。
ギリギリなんです。
芝居なんてものをやってるから尚更。
それでもやるんです。
必死なんです。
芝居なんてものをやってるから尚更。
叫びたくなる衝動。
それこそまさに僕にとっての芝居なんです。
叫びたくなると同時に芝居をしたいって思っちゃう。
叫びたくなると同時に稽古をしたいって思っちゃう。
叫びたくなると同時にお客さんのことを思っちゃう。
叫びたくなるということは、
やっぱり芝居が好きなんだ。
だから、やり続ける。
こんな世の中でも灯をともす。小さく、弱い灯でも。
灯のない街は暗闇だ。
音楽のない世界は絶望だ。
そんな世界が嫌だから、それがわかってるから、やっぱり叫びたくなるんだ。
僕らに力を貸してくれた方々。
そして僕らの公演を楽しみに、
劇場へ足を運んでくださる皆様。
ほんとうに。ありがとうございます。
どうぞ、ごゆっくり。最後まで。
お楽しみください。
MacGuffins 演出 古田島啓介(Keisuke Kotajima)
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