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2013年8月11日日曜日

演出、古田島の「赤鬼」前口上。 --- Prologue.

私と赤鬼との出会いは三度ありました。

私が赤鬼と最初に出会ったのは高校一年生の春。
当時、演劇部に入部したばかりの頃、
先輩達が春の大会で上演したのが野田秀樹さんの赤鬼でした。

それまで芝居をほとんど観たことの無い私は、
先輩達が上演した赤鬼を観て単純に面白かったですし、
私の中でとても印象的な芝居になりました。
高校の頃の先輩方は本当に私の土台を造って下さった方々で、
この芝居があったからこそ、今まで芝居をしているのだと思います。


二度目の赤鬼との出会いは大学二年の時。この時は自分が演出しました。

大学入学当時、高校の先輩に言われた、
「お金を払わずに芝居に関わり続けられる環境は凄く貴重」という一言が印象的で、
大学の演劇部に入部しました。
そこで出会ったのが『水越健』です。
大学一年の私は演劇部に所属はしていましたが、
そことは全く別の小劇団にも所属しており、そちらの公演に集中していたため、
演劇部は一年間、幽霊部員状態でした。
そんな私は大学一年の終わり頃、先輩である水越に呼び出されました。
私はあまりの幽霊部員ぶりに怒られるのかと思っていましたが、
そこで言われた言葉は「一緒に芝居がしたい。」でした。
こんな幽霊部員な後輩に、そんな言葉をかけてもらったら、
応えないわけにはいかないだろう!という気持ちから赤鬼が動き出しました。

そして、その数ヶ月後に新入部員として入ってきたのが『相川雅史』でした。
水越、相川などの役者に支えられ、赤鬼の公演は大成功を納めました。
私の中で何か一区切りついたようなものまで感じられる程に。


三度目の出会いは私が大学四年生の頃。
すでに演劇部も引退しているというのに、
ひょんなことからもう一度演劇部の公演を演出することになりました。
そこで選んだ台本が赤鬼でした。
二年経ち、自分の中で赤鬼という作品の可能性を感じるようになったのです。

ただ、そうそうに就職も決まっていた私は、
この公演が自分の人生の最後の舞台だと思っていました。
なので、私が今まで出会った役者で、
考えられる最高のキャスティングをしたいと思っていました。

まず浮かんだのは水越でした。
ただ、彼はもう大学を卒業しており、舞台ではなく声優を目指して勉強中でした。
そんな状態でも彼は出演を快諾してくれました。

そして、もう一人浮かんだ人物がいました。『横田純』です。
ただ、横田とは高校の頃に顔を合わせた程度の言わば知り合い。
連絡先も知らないし、今何をしているかも知らない状態でした。
そんな彼が偶然私のバイト先に来て、告白するかのように出演依頼をしました。

その舞台には相川も参加し、そこで初めてMacGuffinsの旗揚げメンバーが揃いました。
言わば、赤鬼という作品がMacGuffinsを繋げてくれた、作ってくれたと思っています。


私はこの公演でMacGuffinsの新しい可能性を感じられると信じています。
言わば、リスタートです。
今回はオール劇団員で挑みます。
私達の新たな一歩を劇場で感じて下さい。 



MacGuffins 演出 古田島啓介(Keisuke Kotajima) 





マクガフィンズ「赤鬼」
2013.9.4(Wed) - 9.8(Sun)

CoRich舞台芸術!「赤鬼」公演紹介
(コメントお待ちしております)

Cast.
水越健
金魚
有村優太
横田純

Staff.
作 / 野田秀樹
演出・潤色 / 古田島啓介
照明 / 土屋美穂
音響 / 井上真理子
宣伝美術 / しんやちひろ
制作 / 伊東恵美
協力 / 東京バビロン


Time table.
2013年9月
4日(Wed) 19:30-
5日(Thu) 19:30-
6日(Fri) 19:30-
7日(Sat) 14:00- / 19:30
8日(Sun) 15:00

※上演時間は90分を予定しております。
※当日券の販売開始は開演の60分前、開場は開演の30分前です。



Ticket :
前売・当日 2000円

インターネットでチケット予約ができます
(こちらをクリックして必要事項をご記入下さい)

※インターネットでのチケットのご予約に手数料等はかかりません。
※ご予約をキャンセルされる場合はお手数ですがmacguffins.web@gmail.comまでご連絡下さい。



Place :
pit 北/区域
〒114-0002 東京都北区王子1-13-18 B1,2F
03-3927-5482
 



CoRich舞台芸術!「赤鬼」公演紹介
(コメントお待ちしております)

2013年5月19日日曜日

演出、古田島の「何度もすみません」前口上。 --- Prologue.


青春っていつまでなんでしょうか。
 
 
高校時代は間違いなく青春ですよね。
私はその時期芝居に明け暮れていました。
 
私は今でも芝居をしています。
 
 
 
あの頃と全く同じ日常は過ごせないってわかっています。
過去に戻ることは出来ませんから。
ただ、あの頃に描いていた夢を叶える努力はしなきゃいけないなと思っています。

青春っていつまで経っても色褪せないもの。
ただ、あの時のがむしゃらだった自分に笑われないように、ただただ前に進みます。
 
過去に戻りたいと思わないなんて言ったら嘘になりますが、
どうせ過去に戻っても多分また芝居をして、
同じ仲間と巡り合い、多分、また同じ仲間と舞台を作るだけです。
 
 
劇場で、お待ちしております。
 
 
 
MacGuffins 演出 古田島啓介(Keisuke Kotajima) 












マクガフィンズ『何度もすみません』
2013.5.23(Thu) - 5.26(Sun)

CoRich舞台芸術!「何度もすみません」公演紹介
(コメントお待ちしております)

time table.
2013年5月
23日(Thu) 19:30-
24日(Fri) 19:30-
25日(Sat) 14:00- / 19:30
26日(Sun) 15:00

※上演時間は80分を予定しております。
※当日券の販売開始は開演の60分前、開場は開演の30分前です。




Ticket :
前売・当日 2000円

インターネットでチケット予約ができます
(こちらをクリックして必要事項をご記入下さい)

※インターネットでのチケットのご予約に手数料等はかかりません。
※ご予約をキャンセルされる場合はお手数ですがmacguffins.web@gmail.comまでご連絡下さい。


Place :
池袋 シアターKASSAI
〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-45-2
(池袋駅より徒歩10分)





CoRich舞台芸術!「何度もすみません」公演紹介
(コメントお待ちしております)

2012年11月4日日曜日

演出、古田島の「僕から見れば僕が正しい、君から見れば君が正しい」前口上。 --- Prologue.

子供の頃って、
『大人は悩んだり、苦しんだりしないんだろうなぁ』
とか思ってませんでした?
『毎日かっこいいスーツとか着て、
 スマートな生活を送ってるんだろうなぁ』
とか思ってませんでした?


私はメチャメチャ思ってました。


だから早く大人になりたかったし、
大人への憧れは強かった…けど!
けど!!
やっぱり大人はカッコよくない!!
芝居なんてやってるとそんなことから余計逃げられないし、
逃げた瞬間に自分の芝居にそのまま還ってくるし。



ある言葉で、



『実力の差は努力の差
 実績の差は責任感の差
 人格の差は苦労の差
 判断力の差は情報の差


 真剣だと知恵が出る
 中途半端だと愚痴が出る
 いい加減だと言い訳ばかり

 本気でするから大抵のことはできる』



ここまで読んだ時点で色々と感想を持ったけど、その後に、



『本気でするから何でも面白い
 本気でしているから誰かが助けてくれる』



ってあって。

どんなにカッコ悪くても、
どんなに大変でも、
本気なのは確かだし、苦しくてもそれ以上に楽しんでます。

そんな奴らが11人。
マクガフィンズとしては過去最多。

本気でやってます。


劇場で、お待ちしております。



MacGuffins 演出 古田島啓介(Keisuke Kotajima)






マクガフィンズ『僕から見れば僕が正しい、君から見れば君が正しい』
2012.11.7(Wed) - 11.11(Sun)

CoRich舞台芸術!「僕から見れば僕が正しい、君から見れば君が正しい」公演紹介
(コメントお待ちしております)

time table.
2012年11月
7日(Wed) 19:30- A
8日(Thu) 19:30- B
9日(Fri) 19:30- A
10日(Sat) 14:00- A / 19:30- B
11日(Sun) 15:00- B

※上演時間は90分を予定しております。
※当日券の販売開始は開演の60分前、開場は開演の30分前です。
※今公演では5本の短編を上演いたしますが、
 日時により5本のうち1本のみ上演する演目が異なります。

「僕から見れば僕が正しい」
黒岩拓朗/有村優太/村野未来/金魚/井上真理子/横田純/小林龍二/上田恒平

「会議は踊る」
有村優太/上田恒平/金魚/横田純/井上真理子/小林龍二/土屋美穂/水越健

「コミュニケーション記号体系」
水越健/金魚/黒岩拓朗/小林龍二/有村優太/横田純/上田恒平
土屋美穂/井上真理子/村野未来/渡慶次信幸

「君から見れば君が正しい」
金魚/黒岩拓朗/土屋美穂/水越健


以下2本は回ごとに演目が入れ替わります。

A:「帰宅部全国大会出場」
横田純/上田恒平/黒岩拓朗/土屋美穂/水越健/村野未来
井上真理子/渡慶次信幸/有村優太/金魚/小林龍二

B:「傘を盗む奴撲滅委員会」
井上真理子/上田恒平/有村優太/村野未来/黒岩拓朗



Ticket :
前売・当日 2000円

インターネットでチケット予約ができます
(こちらをクリックして必要事項をご記入下さい)

※インターネットでのチケットのご予約に手数料等はかかりません。
※ご予約をキャンセルされる場合はお手数ですがmacguffins.web@gmail.comまでご連絡下さい。


Place :
池袋 シアターKASSAI
〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-45-2
(池袋駅より徒歩10分)



CoRich舞台芸術!「僕から見れば僕が正しい、君から見れば君が正しい」公演紹介
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2012年2月12日日曜日

演出、古田島の「こうして二人は幸せになりました、とさ」前口上。 --- Prologue.

自分で何かを決めるのって難しいです。

私は結構これが苦手で、ちょいちょいミスります。
大学行ってからは特に。
本当に良く考えなきゃいけない時にこそ
熟考しないで決めちゃうんです。

だから、よく寄り道をします。
横田とは10年前に知り合ってたのに、
一緒に劇団を始めたのは2年弱前だし。
更に、自分はその前は社会人なんかやってたし。
本当なら大学卒業直後に横田と劇団を立ち上げていたら……
とか考えると、
もっと色々と時間的に余裕があったのかなぁとか思っちゃいます。
社会人になったのも
芝居をフリーターをやりながら芝居をやるというのが
社会から取り残されているようで怖くて。
だから、就職しようと思っただけっていう、
やりたい事があって就職したわけじゃないダメダメパターンです。


今回の芝居に
「だから、25よりも前にさかのぼって
 間違えてたかもしれない選択肢を探しても無駄だよ。
 きっと、さっきと同じ事になるし、
 別の選択肢を選んだ事によって、
 一番楽しかった25の思い出も消えちゃうかもしれないんだから」
という台詞があるのですが、今の自分も正にそれだと感じます。

今、このマクガフィンズ、
そして、たくさんのお客様に囲まれているのも、
寄り道をして、沢山の経験や出会いがあってあるのだと思います。
だから、人から見たら寄り道なのかもしれませんが、
自分にとってはその時間や経験、
立ち止まったり、戻ってみたりしたことが、
かけがえの無い物だったと思います。

今回の芝居は
『こうして二人は幸せになりました、とさ』というタイトルです。
びっくりする位オチを説明しているタイトルです。
ただ、どんな結末であろうと、
どんな過程であろうと最後は二人が幸せなんだと思います。
そこに行き着く過程や、想いも全部引っ括めて。

劇場でお待ちしています。


MacGuffins 演出  古田島啓介(Keisuke Kotajima)


 
 
マクガフィンズ『こうして二人は幸せになりました、とさ』
2012.2.17(Fri) - 2.19(Sun)

time table.
2012年2月
17日(Fri)19:30-
18日(Sat) 14:00-/19:30-
19日(Sun) 15:00-

※当日券の販売開始は開演の60分前、開場は開演の30分前です。

Ticket :
前売・当日 2000円

インターネットでチケット予約ができます
(こちらをクリックして必要事項をご記入下さい)


※インターネットでのチケットのご予約に手数料等はかかりません。
※ご予約をキャンセルされる場合はお手数ですがmacguffins.web@gmail.comまでご連絡下さい。


Place :
上野ストアハウス
〒1100014 東京都台東区北上野1-6-11 ノルドビルB1
03-5830-3944



CoRich舞台芸術!「こうして二人は幸せになりました、とさ」公演紹介
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2011年9月2日金曜日

演出、古田島の「全部ホントで全部ウソ」前口上。 --- Prologue.

今回の芝居は前回の公演と真逆です。
 
 
前回は台本がすんなり決まったのですが、
今回、台本が思いの外難航しまして、
何度も打ち合わせをしては横田が書き直して、
打ち合わせをしては横田が血反吐を吐いてを繰り返しました。
迫り来る締め切り、子供のように茶碗を叩き台本を待つ役者。
まぁ、台本が上がった瞬間から彼等には地獄が待っているのですが。
 
 
 
そうして出来上がった台本。
出来上がって横田から言われた言葉は、
「ぶっちゃけ今回の台本、前回よりも気に入ってないでしょ。」
でした。
 
まぁ、ぶっちゃけて言うと図星でした。
前回の台本の方が独特の雰囲気があり、
役それぞれにも芯があると感じられたのです。
この台本で戦えるのか、
観てくれる方々に何かを残せるのか、
自問自答しました。
ただ、結局台本の色を決めるのは、
演出である自分なのだからと思い稽古が始まりました。
 
 
 
いざ稽古が始まると集まった役者が面白い面白い。
自分の中のイメージもドンドン形になって行く。
だから、稽古が進んでいくにつれて、
確かな手応えを感じられるようになり、
それは自信になりました。
 
本番が近付くにつれて評判が上がって行き、
前回はそれが正直プレッシャーに感じられ、
押しつぶされそうにも感じました。
理解されるのか、何かを残せるのか、
それとも、ズタボロに打ちのめされるのか、、、。
 
 
 
今回も正直その気持ちで一杯です。
不安なんてないなんて言ったら嘘になります。
けど、不安が無い演劇人なんていません。
そんだけ不安だってことはそんだけのものをかけたからこそです。
そして、今回は確かな光があります。
すがれる様な、頼れる様な、もたれかかれる様な。
 
 
 
今回のお話は主人公が彼女にプロポーズしようとする所から始まります。
プロポーズなんてした事ないけど、
けど、そこには明るい何かが待っていると思えるから、
プロポーズするんだろうと思います。
 
自分も同じです。
 
こうして芝居なんかやってるのはそこに何かがあるからやってるんだと思います。
 
 
 
MacGuffins 演出  古田島啓介(Keisuke Kotajima)
 
 
CoRich舞台芸術!「全部ホントで全部ウソ」公演紹介
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2011年5月18日水曜日

演出、古田島の「お願いだから殴らないで」前口上。 --- Prologue.

時々叫びたくなる衝動に駆られるんです。

芝居なんてものをやってるから尚更。

好きなように生きてるはずなんです。

僕は自由なはずなんです。

芝居なんてものをやってるから尚更。

それでも、世の中は理不尽の塊なんです。

どうにもならないことが多いんです。

その中でも足掻くんです。

芝居なんてものをやってるから尚更。

こういう世の中です。

それでも衝動に駆られるんです。

芝居なんてものをやってるから尚更。



精一杯なんです。

がむしゃらなんです。

ギリギリなんです。

芝居なんてものをやってるから尚更。

それでもやるんです。

必死なんです。

芝居なんてものをやってるから尚更。

叫びたくなる衝動。

それこそまさに僕にとっての芝居なんです。

叫びたくなると同時に芝居をしたいって思っちゃう。

叫びたくなると同時に稽古をしたいって思っちゃう。

叫びたくなると同時にお客さんのことを思っちゃう。

叫びたくなるということは、

やっぱり芝居が好きなんだ。

だから、やり続ける。

こんな世の中でも灯をともす。小さく、弱い灯でも。

灯のない街は暗闇だ。

音楽のない世界は絶望だ。

そんな世界が嫌だから、それがわかってるから、やっぱり叫びたくなるんだ。

僕らに力を貸してくれた方々。

そして僕らの公演を楽しみに、

劇場へ足を運んでくださる皆様。

ほんとうに。ありがとうございます。

どうぞ、ごゆっくり。最後まで。

お楽しみください。




MacGuffins 演出  古田島啓介(Keisuke Kotajima)