2010年5月15日土曜日

Nice to meet you. We are "MacGuffins"

  
肉体は魂の入れ物って言葉聞いた事ある?
魂に繋がるには精神とか自然とか神とかスピリチュアルなもの、
見えないものの力が必要だと思う。
入れ物同士が繋がるには肉体だけじゃ足りない。
愛をください、あいをください。
言葉が欲しい。
私のことどれだけ好き、なんて典型だよね。
約束なんかも。
あれ肉体的なことと関係ないじゃん。
外見とは関係なく縛られたり、縛ったりする力って
想像力次第でどれだけでも大きくなる。
見えないものに恐怖して
見えないものに歓喜して
みえないものにとらわれる。
 
 
 
入れ物が重要じゃなくて、中身がどんなもんか知りたい。
入れ物があったらそれに何入れてもいい、
それが混ざっちゃってもいい、
出来上がったものが酷く醜い何かであっても、
それを狙ってやったら自信満々に言える。
「なんかよくわかんないものです!」
はっきりしない。それはない。そんなものは作らない。
喉が渇く飲み物を飲ませ続けて次こそは次こそはなんて可笑しいだろう。
笑えないコメディ、泣けないメロドラマ、弾まないヒップホップ。
意味を成さないものがアートだなんて誰が言い出したんだよ。
帰れ、意味のないところへ。来るな、前に出てくるな。
 
 
一つところにまとまってるようなものでなく、
まとまるべくしてまとまる。
集約して
溜めて
極限まで行ったら
大爆発。
 
 
そんなものが魂とか精神とかいうものだと思うんだ。
そうじゃないと人を魅了することなんて出来やしない。
魅了したいのか?
すごいって思われたいのか?
わからない。
そうじゃないかもしれない。
 
 
最高ってなんだ?
極限ってなんだ?
入れ物が違えば形も違う。
それをすべてに届けられるのか?
 
 
形を基本にするんじゃない。
注ぐものを基本にする。
 
 
入れ物からあふれる何か。
注ぐのは意図。
受け取るのは共感と新しいなにか。
なにかを注ぎ込む入れ物は自分たちだ。
 
 
大口あけて待ってて。今すぐ溺れさせてあげる。
それが何かは入れ物次第。
アナタの入れ物どんなもの?
僕らの入れ物イビツな形。
製作途中の可能性。熱したばかりの灼熱硝子。
息を吹き込め精神の膨らみ。
回せ回せ心の繋がり。
決して冷めない入れ物に
生まれ出は誰の叫喚か。
注ぐ中身は不純な魂。
入れ物次第で形を変える。
僕ら入れ物、あなたも入れ物。
お気に召すもの御座いましたか?
 
 
 
口に入れると弾けて踊る。
返品きかず。お値段据え置き、送料負担。
共感と叫喚の峡間を皆様に。 
 
 
 
 --- on the occasion of publication of the company.
 
                      Ken Mizukoshi(MacGuffins)